東京藝術大学大学院映像研究科 公開講座 馬車道エッジズ
ンテンポラリーアニメーション入門
現代短編アニメーションの見取り図



「コンテンポラリーアニメーション入門」は、アニメーションズが協力する公開講座です。

<公開講座「コンテンポラリーアニメーション入門」2010年度の予定>

2009年7月に始まった公開講座「コンテンポラリーアニメーション入門」は、今年、東京藝術大学の招聘で、エストニアそして世界を代表するアニメーション監督プリート・パルン氏とその妻で共同監督のオルガ・パルン氏両名をお招きし、第4回に特別講座を開催します。その後第5回、第6回までの計3回「プリート・パルン特集」でお送りします。

第4回講座
演題:プリート&オルガ・パルン
7月31日(土)(申込受付:7月12日〜7月26日)
受付時間:午後3時
作品上映:午後4時〜午後5時40分 上映作品:『ガブリエラ・フェッリなしの人生』(2008) 、『雨のダイバー』(2009)
講演:午後6時〜午後7時30分
講師:プリート・パルン、オルガ・パルン/進行:山村浩二


第5回講座
演題:ソ連時代のプリート・パルン
9月4日(土)(申込受付:8月16日〜8月30日)
受付:午後5時〜 講演:午後6時〜午後7時30分
講師:山村浩二

第6回講座
エストニア時代のプリート・パルン
9月25日(土)(申込受付:9月6日〜9月20日)
受付:午後5時〜 講演:午後6時〜午後7時30分
講師:山村浩二

注)予告なく演題、上映作品、講師を変更する場合がございます。ご了承ください。

講師紹介
プリート・パルン
1946年、タリン生まれ。植物学者の仕事をする一方で、風刺画家としてキャリアを重ねる。エストニア・アニメーションの祖レイン・ラーマットの誘いでアニメーション制作にも本格的に関わるようになり、1977年、『世界は本当にまるいの?』で監督デビュー。ソ連のアニメーションの文脈から外れた独特の描画スタイルと諷刺性によって作品ごとに当局と衝突しながら、『草上の朝食』(1987)を代表とする数々の名作によって世界的に認知される。1991年のエストニア独立後も、『ホテルE』(1992)『1895』(1995)を次々と発表、国際的評価を不動のものとする。近年では新しいパートナーであるオルガ・パルンとの共同監督のもと新境地に突入。『ガブリエラ・フェッリなしの人生』(2008)、『雨のダイバー』(2010)で受賞を重ねている。教師としての経験も数多く、フィンランドでの長年の教歴ののち、2008年からウロ・ピッコフらとともにエストニア芸術アカデミーのアニメーション専攻を立ち上げ、後進の指導にもあたっている。

オルガ・パルン
1976年、ベラルーシ、ミンスク生まれ。ベラルーシの美術大学で版画を学んだ後、1996年から2003年までベラルーシフィルムで美術監督とアニメーターを務める。2003年から2005年までフランスのラ・プードリエールに留学、ワークショップで訪れたプリート・パルンと知り合う。2006年からはエストニアに移住し、ヨーニスフィルムにてプリート・パルンと共に共同監督で制作を行っている。母親はソ連の国営アニメーションスタジオ、ソユズムリトフィルムで監督として活躍したナターリア・マルチェンコ。

山村浩二(東京藝術大学大学院アニメーション専攻教授)
1964年名古屋市生まれ。『頭山』がアニメーション映画祭の最高峰、アヌシー、ザグレブ、広島をはじめ6つのグランプリを受賞、アカデミー賞にノミネートされる。また『カフカ 田舎医者』がオタワなど7つのグランプリを受賞。国際的な受賞は60を越える。国際アニメーションフィルム協会理事、日本アニメーション協会副会長。


東京藝術大学大学院映像研究科 公開講座 馬車道エッジズ
「コンテンポラリーアニメーション入門」
〜現代短編アニメーションの見取り図〜

我々の同時代にどのようなアニメーション作家が、ど のような意識で作品を制作しているのでしょうか。短編アニメーションは常にアニメーション映像の可能性の最先端を走っています。 しかし、実際に製作者や観客の興味の増幅ほど、短編アニメーションを見て知る機会は増えてはいません。まずその基礎知識を共有して、コンテンポラリーアニメーションの見取り図を描くことがこの公開講座の目標です。
東京藝術大学大学院映像研究科では、世界的に「いま」を象徴する作家の作品鑑賞を中心に、講義を公開で行います。

主催:東京藝術大学大学院映像研究科
共催:横浜市
協力:アニメーションズ、ヨーニスフィルム

会場:東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎 大視聴覚室
聴講:無料 
事前申込制先着80名まで。
申込メール:ca2010☆animation.geidai.ac.jp
☆の部分を@に書き換えて、氏名、住所、電話番号、メールアドレスをご記入の上、メールを送りください。
「コンテンポラリーアニメーション入門」担当:面高、栃木



『コンテンポラリーアニメーション入門』公式サイト
http://animation.geidai.ac.jp/ca2010/








東京藝術大学大学院映像研究科 公開講座 馬車道エッジズ
コンテンポラリーアニメーション入門
現代短編アニメーションの見取り図