年をとった鰐
| 英語:The Old Crocodile |
| 短編アニメーション | 2005 | 日本 | 13分 | 35mm, HD, DCP | ビスタ(1:1.85), 16:9 | 5.1ch, ステレオ | セリフなし | 絵コンテ | オブジェ | メーキング | スチール | 予告編 | Making of The Old Crocodile | 台詞 | 日本語 | 英語 | 英語+日本語 | 英語+フランス語 | 山村浩二作品集 II |
演出、脚本、アニメーション、美術、編集、プロデューサー:山村浩二
語り:ピーター・バラカン
原作:レオポルド・ショヴォー「年をとったワニの話」(福音館書店/出口裕弘 訳)
サウンドデザイン:笠松広司
音楽: "BALANDA AND DOROT DANCES"
Recorded in SUDAN by DAVID FANSHAWE
CHAPPELL RML WORLD RECORDINGS "AFRICAN TRILOGY 2"
NICHION SOUNDS LIBRARY
製作:ヤマムラアニメーション
リュウマチに悩まされ嫌気がさした年をとった鰐は、孫を食べてしまい家族から追放される。旅の途中で出会った蛸と紅海へと旅立つが、鰐は一晩に1本ずつ、蛸の足を食べ始める。フランスの児童文学者レオポルド・ショヴォーの原作を忠実にアニメーション化した。
受賞:最優秀作品賞(グランプリ):飛騨国際メルヘンアニメーション映像祭
グランプリ(Best International Animation Film):第3回ビリニュス国際アニメーション映画祭-Tindirindis
優秀賞:平成17年度[第9回]文化庁メディア芸術祭(アニメーション部門)
部門B最優秀賞(Prize for the Best Film in Category B ):シナニマ2005
人生の鋭い観察賞(Diploma for its sharp observations of life):Festival BIMINI
優秀賞:第11回広島国際アニメーションフェスティバル
最優秀脚本賞(Award for best screenplay):第6回ヴィッセンブール・アニメーション映画祭国際
公式セレクション:アヌシー国際アニメーション映画祭2005、フランス
第3回国際短編映画祭-Tabor映画祭
アニマ ムンディ 2005、ブラジル
第54回メルボルン国際映画祭、オーストラリア
ロンドン国際アニメーション映画祭、イギリス
アルス エレクトロニカ フェスティバル、オーストリア
ファントーシュ、スイス
リバー フェスティバル
オタワ国際アニメーション映画祭、カナダ
第12回クロク国際アニメーション映画祭、ロシア、ウクライナ
第48回国際ライプチヒ映画祭ドキュメンタリー・アンド・アニメーション、ドイツ
L'ALTERNATIVA 2005 第12回バルセロナ・インディペンデント映画祭、スペイン
CineEco2005
第12回国際映画祭 エチュード&アニマ2005、ポーランド
バダロナ国際映画祭(FILMETS)、スペイン
アニメーテッド・ドリーム、エストニア
FIKE 2005 エボラ国際短編映画祭
第12回国際短編映画祭 "Scrittura e Immagine"
イ・カステリ アニマティ、イタリア
Les Nuits Magiques 第15回国際アニメーション映画祭、フランス
フューチャー映画祭 2006、イタリア
アニマ 2006、ベルギー
フィラデルフィア国際映画祭、アメリカ
ブリュッセル短編映画祭、ベルギー
イソラ映画祭、イタリア
ザグレブ国際アニメーション映画祭、クロアチア
第4回サンシー児童映画祭、フランス
第5回シルエット短編映画祭、フランス
スロバキア・アート・フィルム・フェスティバル、スロバキア
アニメーション爆発「ヤマムラアニメーションの世界!」
第3回台湾国際アニメーション映画祭、台湾
第3回アニフェス2005トシェボニ、チェコ
上海国際アニメーション映画祭 2005、中国
アニメエ 2005
第3回トロント日本短編映画祭2005、カナダ
駒撮り映画祭
国際アニメーション映画祭アニマック2006、スペイン
象さん(子供旅行フェスティバル)
一日フェスティバル、フランス
ドレスデン国際アニメーション&短編映画祭、ドイツ
メディアウェーブ、ハンガリー
第13回シュトゥットガルト・トリックフィルム国際映画祭、ドイツ
ナント三大陸映画祭、フランス
フレドリクスタ・アニメーション・フェスティバル、ノルウェー
アニメーション映画サミット、カナダ
レビュー:ここには人生の孤独に関する、ありとあらゆることが記されている。これ1本さえあれば、もう哲学書などすべて破棄してもいいほどだ。(相田冬二「invitation」9月号)
「年をとった鰐」の流れるような芝居とカメラワークは、ヤマムラスタイルのスタンダードに達している。そして、13分はあっと言う間で短く感じる。(by Taylor Jessen, Animation World Network, April 2005, USA)
話の先が分かりきったハリウッド産のアニメーション作品ばかりで食傷気味になったら、山村浩二の手書き作品「年をとった鰐」を見て治すといい。(by Chiris Grove, Animation Magazine, July 2005, USA)
淡々とした鰐の姿にいつしか引き込まれていく作品。(「ピクトアップ」OCT+NOV 2005 Japan)
山村浩二の最新作『年をとった鰐』には、アニメーションの持つそんなプリミティブな魅力が──繊細な技術力に裏 打ちされて──漲っている。(深川壱之「Esquire」Web Must See 2005 Japan)
「心にのこる一冊」(年をとったワニの話/山村浩二)
"The acting and camerawork are up to Yamamura's usual fluid standard, and, at 13 minutes, it's much too short."
by Taylor Jessen, Animation World Network(April 2005 USA)
“If you want or need an antidote to the often predictable formulas of Hollywood studios’ animated fare, look no further than Koji Yamamura’s pencil-drawn film The Old Crocodile.” by Chris Grove, ANIMATION MAGAZINE(July 2005 USA)
フィルム所蔵:国立映画アーカイブ・シネマテーク・フランセーズ(フランス)